プラグの飛火と着火
飛火
中心電極と接地電極との間に、電流が流れる放電現象が起こり電気火花を発生させます。
約1/1000秒の短時間の現象で、非常に複雑。
火花により圧縮混合気に着火爆発を起こさせます。
中心電極と接地電極との間に、電流が流れる放電現象が起こり電気火花を発生させます。
約1/1000秒の短時間の現象で、非常に複雑。
火花により圧縮混合気に着火爆発を起こさせます。
着火
放電電圧の変化
放電電圧は、さまざまな条件により、著しく変化します。
特に影響が大きいのは、プラグギャップ、圧縮圧力および混合気温度の3つです。
プラグギャップ
プラグギャップが広すぎると、高い放電電圧が必要となって、コイルの性能の限界を超え放電できなくなり、失火しやすくなります。
プラグは使用を重ねると電極が消耗して、少しずつプラグギャップが広くなります。
プラグのギャップ(火花すき間)調整
- 中心電極が丸くなったり、接地電極が偏って磨耗している場合は新品に交換してください。
- 白金プラグやイリジウムプラグなど電極の細いプラグでは、中心電極を傷めることがありますので、ギャップ調整は行わないでください。
圧縮圧力
放電電圧は圧縮圧力に比例して高くなります。
圧縮圧力が高くなる時は低速・高負荷の時であり、特に発進時の急加速時などはこの条件に当てはまり、高い電圧が必要になって失火しやすくなります。
混合気温度
放電電圧は混合気温度が高くなると低くなります。
エンジン温度が低いほど高い電圧が必要になるので、低温時に失火が起こりやすくなります。